伏線の答えは、ファイトです❕❕

ナビゲーターの丸幸 礼子です。

放たれたウイルスとは別にふと去年の事を思い出します。きっかけは院長との話でした。

*当院は週に2回程度、短い時間ですが、運営の打ち合わせをしています。安全と確実、これが医院にとっての生命線と承知しています。

これはクリニックの医療の質を担保する上で必要と思っています。その際、こんな事を言われたことを思い出します。「確か去年の今頃から秋口にかけていろいろな企業が早期退職を実施していなかったっけ?そして、去年だけど来年(今年)に大きな会社、7社も希望早期退職をする予定と発表していなかったっけ?記憶間違いかしら?」

そう、そう言えば思い出しまた。どうなったのでしょうね?確かに、国の働き方改革の号令の下、そのルールに従い、当院も幾つか私達の働く条件が変わります。同時に、院長から合わせて「今までのようないいわ・いいわは逆に通用しないぞ。」こんな言葉も添えられました。

「求められる事が変わるからな。」そんな言葉もありました。国より働き方改革の号令が降りた際、当院もいろいろな準備をして参りました。

院長は”口酸っぱく世界共通に構造的な『仕事の変化』が起きている意味を理解せい!”と言い続けます。そんな事を言われていた事を、落ち着いて考えられるようになったせいか、”ふと”、思い出されます。以下、院長が自らを理解させる為(多分ですが)と、私らの理解を促進させる為に、例示した内容の要約。

狩猟の時代》

元々は人は身の回りの物を採取して食べていました。海や川で魚を、森で木の実・果実を、動物がいれば捕獲して食べました。

この時は勇気があり稀い物知らずの人が重宝され俊敏で腕力が強いと尚更良かったのでしょう。

農耗の時代》

これは、イノベーションの一つかもしれません。食べる為、時間をかけて植物・動物を育てる。

こういう時は長時間、地道な作業に耐えられる。更には、物事を把握する為に細かい観察力がある、と尚更良いのでしょう。

工業の時代》

先に2つは見様見真似で覚えられるのでしょうが、指示書やマニュアルに沿って仕事をするので字が読める事が大事になるでしょう。

経験値の伝え方に対し、文字に起こせる人が尚更良かったのでしょう。

時代の求める人の像を見渡すと、ざっくり切った3つの時代でも、このように変わる気がします。

ホワイトカラーの時代》

ブルーカラーと呼ばれる工場の人より、事務書類の仕事のホワイトカラーの時代が来ます。世界がオフィスの時代になったと言えば良いのでしょうか。

識字率・営業力・分析力が大事になるから、高等教育・大学教育が必要となって行きます。

即ち、労働人材として価値を高めた人が重宝されると言う事なのでしょうか。

これもイノベーションなのでしょう。

思考の時代》

コンピューターやIT化と言う流れが進み、と言った中での放たれたウイルスの出来事と言う見方もできるのでしょう。

常識と言う価値が新しい常識への抵抗を受け入れる以外無くさせてしまった。

そー言えば、思い出します。いつだったでしょうか?より専門性を高めないと歯科医だって厳しい時代だよねって、院長が呟いた事があります。

私の目と言えば良いでしょうか?つまり、たまさか当院には(私達が専門教育で学んだフィルターがかかった前程という断りを入れます)、学んだ常識など通用しない。そんな方々との出会いが多くありました。院長に、その事を指摘すると、以下のように返されました。

その事実を受け入れたんだよ。頭の固いアッシが常識を変えるには、えらい時間が必要だった。頭でわかっていても、教育からか分からないけれど、沁み込まされた感覚までもを変えるには、相当に苦労した。

そんな事を問いかけた際に返答されました。続けます。

で、その過程で、アドバイスとして言われるわけ。苦しいから意見を求める時もあるじゃない。その時、言われた言葉って、こんな感じかな…

”らしく”に戻るしかいない。(ある恩人)

”学んだ事が全てじゃない”チャンビット教授

”自然科学はまだまだ未知の存在の物が、仮に多くあっても、不自然じゃない”日本の大学教授(自然科学系)

”科学は通識に縛られてはいけない”東大の元教授

なるほどと理解するわけ。きついよ!それらを下に歯科治療を体系化し直すのだからさ。

確かに、そうなのかもしれない。傍から見ていた際、彼が色々な葛藤を抱え、日々過ごしていたように過去を振り返ると思い返されます。今回のような返答が来るまでは、いつも千手観音と逃げられていました。

内側の位置関係を、どうぞ確認ください。標準模型との差を、ゆっくりと確認されると、理解できると思います。

舌側の位置関係が下顎が逆転している場合、これがややこしい。この関係がある時、実は様々な問題を身体に派生させるように、私は感じる時が多いです。何れ、紹介していきたく思いますが、この位置関係が逆転している方が、私達が教科書で学んだ病態と違う生体反応を示す事が多いように感じています。別の角度から取った、同じ症例です。

臨床の難しさとして、私が感じている事を記載しておきます。

◇単純に、下の歯を大きくすれば解決するという訳には行かない。(先の写真で言うならば、下の歯の舌側を大きくする)

◇下の歯の大きさに問題は無くて、上の歯が大きすぎる場合がある。→その場合、上の歯の治療を求めざるを得ない。

◇上下の歯の大きさの関係自体に無理がある。→その場合、上下を治さないとどうにもならない。

◇今回は左側の話ですが、実は右の歯の関係に問題があって、このような異常を招いている。→その場合、右側を治さないとどうにもならない。(右)上下の歯に関しての問題は、ここでは触れません。

◇前歯の位置関係が原因の主で、逆転関係になっている。→この場合、前歯を触らないとどうにもならない場合がある。

◇これら紹介した事象の複合系がある。沢山、いじらないといけない場合もある。

◇厄介な質の病態は顎運動(発語・咀嚼/嚥下等)の時点で逆転現象が起きる場合がある。これを、見抜く事がとても大変です。これは診断学に、該当します。

治療前。身体における症状はこんな感じ。左腕が上手く上がらない。本人は40肩の類と考えていた。右ぎっくり腰。一時寝込んでいた。正中(真ん中)の関係を、ゆるりと確認ください。いずれ、動画で変化の様を紹介するかもしれません。

正中の関係を確認ください。奥歯の雰囲気をゆるりと確認ください。今回の治療方針は、補綴を行った歯牙の変更を一切行わず、上下の歯牙の位置関係の感覚的正常化を図る治療計画を立てます。まだ、治療の位置づけとしては、目指すゴールに対し、中間地点に相当します。腰の痛みはありません。顎の揺らぎ(患者自覚としての不安定感)は落ち着き、腕も上がるようになります。まずは、治療の変化としては、ありがたい事です。行った事は、咬合調整ではありません。歯牙の咬合の圧力による応力関係のコントロールを少し行いました。辺縁隆線の高さの、統一化を図ったと言えば良いでしょうか。模型分析後、この方法の選択を院長は患者に紹介します。患者の同意後、処置を行いました。加筆をするならば、(他院で)治療を終えた歯を一切治す事なく、修正だけで症状を落ち付かせようという計画を立てました。補綴を入れて2か月後に再治療と言われたら、どんな人間でも悲しくなりませんか?そして、それが可能だろうという事で、治療を引き受けさせて頂きました。*それについては、後日報告したく思います。(多分。この症例についてブログで紹介する事を、彼が許可するかどうか次第という事で承知ください。)

咬合調整は、保険科目で認められています。同時に、行える病態条件があります。これは、保険のルール上の約束事です。他方、辺縁隆線の高さのちぐはぐを修正する場合、これは保険診療の範疇外に相当します。実際、咬合調整ではないので、咬合紙は一切用いていません。辺縁隆線の高さに対し統一感を与えるため、ただ、磨いただけになります。

当院の場合、罹る費用は紹介されている施術料に該当します。1時間弱の治療でした。但し、その診断の判定の為、検査を相当に行っています。根拠を下に、院長はこの診断を行いました。削合に当り、元の状態に戻せませんので、相当な検査が要求されると、御認識ただければ幸いです。実際の治療目標や、具体的治療は今回の趣旨とずれる気がしますので、割愛させていただきます。宜しくご承知下さい。

上下の歯牙の位置関係のずれ、これが厄介だという事をクリニックの臨床の風景から紹介したに過ぎません。この作業だけで、身体の症状が変わったという事。これは、実はとても大事な出来事なのだろうと、個人の私は認識していますが。

しかし、彼はどのように捉えているのでしょう。診断し、予見した変化が登場した事に、ただ”ほっと”していた感覚を現場で何気に見せていたように覚えます。私達の仕事は形に携る仕事故に、予見が外れた際は、とんでもないしっぺ返しを食らう場合もあります。(医療者側自体も望んでいる訳でもなく、仕事に忠実であろうとした。そういった姿勢にも関わらず、起きてしまった予測外の事象の連なりとしての)そんな経験の積み重ねは、診断学の更なる向上を彼に要求したのかもしれません。当事者以外、その気持ちは分かり様はありません。*一側面からの紹介である事は、先に断りとして報告いたします。医療系のブログなので、きっと、この断りは大事だと思います。

うちの院長は何を見ているのでしょう。私には分かりません。ただ、人を診ているじゃ駄目か?聞けば、このように返されます。それか、”千手観音!”と言って、その場から逃げる。

そー言えば、勉強会のタイミングも振り返ると働き方改革が叫ばれた頃でした。

それまでは農耗の時代の如く、臨床現場で見て覚えさせられたように思い返されます。私達の社会が放たれたウイルスによって、どう傷つき対峙しながら回復していくのか。それはこれからなのでしょう。そのように信じています。

でも言える事は、唯一

それぞれの人が”らしく”を忘れず進まないと行けない。

そんな所でしょう。

私は踏ん張ります。諦めません。でも多分時々落ち込みます。でも、それからまた歩いてみたく思います。

最後は㋗収まれば良いのです。

よろしければ、時々覗いてください。アクセスが増えているのが分かると励みになります。

丸幸 礼子

あっ、お帰りはこの階段から。お口の事で、お困りの場合、こすが歯科医院でお会いしましょう。それか、またこのブログで。

おまけです。

原因は別に、上下関係の位置関係がおかしい時、病態として何かが起きるのかなって個人的に思っています。根拠は脆弱なので、あまり真剣に捉えないでくださいね。

①顎関節症の問題②原因不明とされる歯痛③歯周組織の腫脹④原因がはっきりとしない身体の痛み(含む線維筋痛症)等 。これらの病態を持つ方々には、不思議と先の現症が確認される場合が多いように感じています。厄介なのは、質として、顎運動(発語・咀嚼/嚥下等)の時点で逆転現象が起きる場合かと思います。もっと、厄介なのもありますが、長くなるのでこの程度で閉めたく思います。この分析を具現化させる事が、実は大変でした。

診断上では、別の側面で生体反応を確認する方法も私どもは用意しています。この生体反応を予め確認出来るため、いきなり歯を削る事も、歯に何かを足す必要はありません。求めたい生体反応の発生が起こり得るか。分析の結果、異常性の解決が妥当なのか。この最終判別に、生体反応を利用しています。科学が進めば、きっと、別の方法が生まれるのだろうなって、個人的には信じています。生体反応で確認するという方法が安全の担保と、当院が行き着くまで、結構、苦労の歴史があったようにも感じますが、どうなのでしょう。

難しい話を少しだけ紹介してみました。心広く受け流して頂ければ幸いです。それが、おまけという性格です。

あっ、お帰りはこの階段から。急傾斜なので、お足元にお気を付けください。手すりは、1時間度に消毒しています。お帰りは、アルコールで手元を念のために消毒されてくださいね。警戒を怠らずの精神です。

少し、商売気を出しちゃいます。お茶目に受け止めてください。

お口の事で、お困りの場合、こすが歯科医院でお会いしましょう。それか、またこのブログで。ー丸幸ー

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