歯が身体の機能に影響するのか否か?どう捉えましょうか

ナビゲーターの丸幸 礼子です。

『歯と身体の関係』と出だしから重い言葉で記すと、敷居が高くなるように感じます。

歯が口を構成するパーツの一つであり、口が口腔という身体の構成体である以上、関わりあいと言う視点を

除外することは難しいと捉えます。

これが私達の立場です。

他方、歯と身体は関係ないという立場をおとりの先生方もいらっしゃるようです。

今回は過去に学会に報告した症例の一部を紹介します。

保険診療後、神経の治療をしているのも関わらず沁みる。顎関節の痛み再発。咬合状況悪化。どこで噛んで良いか分からない。

計測法は割愛しています。症状すぐに消える。噛み合わせというよりは歯の形態が演出した症状改善。左が改善した状態。右は痛みを伴っていた象。(悪い時はこの2つの位置を行ったり来たりしていた。

 

紹介したい事は歯の形態再現性が顎位(顎の正面象から捉えてください)に与えてしまった差異の持つ意味です。

最初は保険でというのが、患者の希望でした。私らの捉え方は紹介しません。

*保険では、再現という技術は担保されるものではありません。

ここで考えて頂きたい事があります。

歯と身体は関係ないという学説に論壇を求めたい訳ではありません。

そして、歯の形態を忠実に再現したら症状が消えた。

こんな現症を前にすると、歯と身体は関係ないと言い切る学説に、無理があるのではと考えます。

関係があるという立ち位置で物事を見るか?関係がないという立ち位置で物事を見るか?

実はこの捉え方で診断も臨床も変わります。

私共が行った事は元の状態を可及的に再現し、保険では担保されない不足条件を補綴に導入したに過ぎません。

この再現には、寂しいですが保険の技術は太刀打ちできない。(物理的に不可能です)

1960年代の技術背景と21世紀の技術の差という事になります。

(自費だとできるという訳ではありません。21世紀の技術を利用して何とか対応しているに過ぎません。

ですので、自費だとできるという安易な発想は厳しいと思います。計測という手法で何とか対応しています。が、

計測。これは歯科医に相当な作業量を要求します。ま、いつか紹介してみたく思います。)

だから一緒に考えて行く以外ないと私達は常に捉えています。

いつしかクリニックが選んだ方法なのだとご理解ください。

よろしければ、時々覗いてください。アクセスが増えているのが分かると励みになります。

   丸幸 礼子

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