ナビゲーターのエレーナ・ゴンザレスが、思い出した魔法の言葉。

不思議なものです。新しい仕事場になじみ慣れてくると、人というのは本性を現す。こんな言葉を聞いたことがあります。そして、まさにそれは私にも当てはまりました。

不思議なものです。

私の場合、子供時代からでしょうか?

  1. 入口です。

何かあると、私の頭の中では別の世界で輝く私を創り出していました。その中の私は、まさに理想の私を描いているのでしょうか。人に認められ、頼られ輝く私、といったところでしょう。

これが仕事に出てくるとは、気付きもしませんでした。

現場ですので院長の指示が時折飛んで来ることがあります。

その瞬間・・・

私は別の世界へ行ってしまうようです。

私は院長の口が、ただ開いては閉じ、閉じては開く、しか感じられません。そう、私の周りには、何というか、うまく言えませんがフィルターがあるように感じられるのです。

「フリーズしているよ、ゴンザレス。」丸幸さんは話しかける。

「あっちに行っちゃったよ、院長。」と、一堂さんが分析する。

「戻って来いよ!水島!from『ビルマの竪琴』だゾーイ。」と、ゾーイさんが元気づけようとする。

垣間見る東京の街風景

そして院長がついに私に声をかける。

「エレーナさん、あっちに行く癖、なんとかして下さい。それを治せないと、仕事する人といえませんよ。あっちに行っても何もないから。本当、何もないよ。仕事中は、趣味として行くことは止めないと。水島は、国に戻っても自分はない、だからあっちの世界へ行くことにしたのだと思う。この国で、仕事して生きて行くのなら、行くのは仕方ないとして、直ぐに戻らなきゃ。」

そっか。だから水島はビルマのジャングルへ戻り、中井貴一は日本に戻ったのか、と思っていたら、ゾーイさんが声かけてくる。

「エレーナ、今、あっちに行ったでしょ。すぐ分かるゾーイ。」

目の前のフィルターが直ぐに取れた。

「私、分かるゾーイ。私もあっちに行きがちで、よく院長に注意されていた。何で分かるのだろう?と思っていたら・・・」

「思っていたら?」と私。

「エレーナも表情消えるゾーイ。」とゾーイさんが言う。

「えっ」と私。

「私も表情が消えて、昔よく止まっていたゾーイ。その度に何度も院長に怒鳴られていたゾーイ。」

「えっ」と再び驚く私。

「院長、だいぶ爺さん入ってきたから、今なんて穏やかなものゾーイ。そうだ、コツを教えてあげようか。」ゾーイさんが真剣な眼差しで私を見てくる。

「お願いします。」勢いに負けて、そして原因を知りたく、あちらには行くことなく不思議と反応ができた。

「それはね・・・」ゆっくりと私に何かを伝えるべく私の目の色を確認しているのが分かる。

私も、今日ばかりはあっちに行ってはいけないことを知る。

生つば飲みながら「教えてください。」と私も返す。

「はい、って返事することだよ。簡単でしょ。」とゾーイさんは言う。

「返事!?」

「ゾーイすごい。魔法の言葉、教えたゾーイ。人に愛を伝えられた。すごいぞゾーイ。賢いぞゾーイ。○○ぞ~ゾーイ。・・・」って言いながら、ゾーイさんは向こうに行った。

夜の当院

返事か、知らなかった。そういえば、そんな注意、大人になってから受けていなかった。

不思議なものです。当たり前のことを忘れてしまうと、相手を傷付けてしまうことがある。それを避けるコツは、返事をすることでした。こんな当たり前のことを忘れること、反省を覚えた時でした。少し賢くなると妙に嬉しいし、いつもの街並みが何か変わったように覚えた私でした。不思議なものです。

それでは、皆様、明日も良い日になるよう・・・

エレーナ・ゴンザレス

 

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