ナビゲーターの丸幸 礼子です。
顎関節症は、以下の性質がある。この事を、ご存知ですか?
1)スプリントを主に治る顎関節症と、
2)難治性の顎関節症がある *あくまでも位置づけでしかありません。 |
これが、私が学会等からリサーチした事実。
一堂さんよりのレポート(矛盾の解釈)でも、記載してあります。
そこで、丸幸は院長に顎位と言うものを取材するという挑戦を試みます。(顎位がどうのこうのと言っていたように感じたので)
顎位と言う存在の意味を抜きに始めるのも如何と思い、まずは顎位を紹介したくなったのです。
「院長、顎位とは何ですか?」
『上下顎の相対的位置関係です。』
険しい顔を思わずする丸幸でした。
「上顎と下顎の相対的位置関係なのね」
しつこい!…マギー史郎風に言うな!!(マギー史郎先生ごめんなさい。)
「ジョウガク ト カガク 。。。」 どこの国の人だよー!もーー。
「先生分かりました。でもそれじゃあ、ピーンと来ません。」
〈顎位を咬合誘導という視点で捉えてみるという変な展開で例示をしようとします〉と言う具合に、いきなり専門家に変わります。
この人、専門性の顔を出すと、相手のレベルを無視し始める…
私の困った顔を見ながら、先生も困ります。
「う~ん」
「なら、咬合の定義を整理してみようか」
え?一難去らずに更に一難ってまさにこの事
「上下顎の歯牙の相対的位置関係っていう事なのよ。
で、顎位はこの歯が残っている顎の相対的位置関係になるわけ。」
迷宮のラビリンスへご招待ありがとうってまさにこの事。
「なら、咬合誘導の模型で確認してみようよ」
と言いながら1つの模型を出す。
「あ、咬合誘導の定義とか目的はここではやめようね。」
難題の上に難題ときたら、私の頭はヒーッとするしかないとは正にこの事、よかった!
反対咬合だよね。上に対し、下顎が出ている状態。とでも理解してください。
これって反対咬合と言う咬合状態で、レントゲン情報は割愛してこの咬合に支配されるように上下顎の位置関係がある訳だ。
で、治療としては顎位誘導をしながら、治したそうです。
ま、完成歯列を作ったわけだ!(治療したそうです。当時は、まだ就職していませんでした。)
あ、先生!顎位は変化するものと考えろと言うの?(何かを感じる丸幸でした。)
「そう、変わらないわけではなく、変わりうるものと捉えてみたらどうだろう。状態と捉えれば少し見える世界が変わるかもしれない。」
そうなのだ。相対的とは変わるもの、あるいは一時的でも顎位が変わらない存在と捉えるから相対的と言ってもピーンとこない。
変わる存在なら話は変わる。
目から鱗とは正にこの事と理解に努めれば私は何か悔しい。
〈顎位を変える因子〉
先生、顎位を変えるものって何?
聞けば、ズバズバと押し返される感覚は今の私は好きになれない。
たまには、返答に窮す顔を見たい
うちの院長、困ると千手観音と意味分からないアクションをして逃げる(いつか公開します。激写してやるのだから!)
が今回珍しく顎位の捉え方じゃない!?と真顔で返す。
驚いた顔にをしているにも関わらず彼は続ける。
「1つは顎位の捉え方、悲しい表現になるかもしれないけれど現場サイドの問題かもしれない。」
また上から目線の感じ
凹む顔をするものかと、先生の表情を見つめると逆に院長の方が凹む顔をしている。
押し返されたと思っていたら、逆に先生が凹んでいる⁈
「俺らだって苦労して理解に努めたのだから、多分、ほとんどのライセンス者も知らないと思うよ。」
そして1つの模型とバイトを取り出した。
「あっ!!」私も何かの絵を思い出しました。
これは次回に回します。
『顎位のずれを見落とす可能性』
院長は小声で呟きました。(多分)
「知らない、学んでいないが問題か?知る努力をする。調べて意味を理解する方が大事か?問題か?…」(聞き取れませんでした)
*この現症は、私が知る限り明らかに認識されていないようです。大事なのになぁ~。
こんなことを呟いたように、そして私も何かを感じたようです。
「院長⁈」確認しようと声を発した瞬間、、
千手観音!! 先生は逃げました。
彼曰く心頭目脚すれば手は千本に見える。確かにいつもより手が多い。。。
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丸幸 礼子