ナビゲーターの丸幸 礼子です。
今回は異色の進め方になります。
一堂さんとは違う世界で話を進めます。
前回の話は(顎関節症の整理)。この続きになります。
顎位も安易に変わる話について、私は書きたかったのでと思います。
紹介した模型は年単位の治療の結果の紹介でした。
でも言える事は顎位が変わり咬合が変わった。
噛み合わせが変わった。と言うことでしょう。
では、例えばあなたがむし歯の治療をしたとします。
削り終わって、型を取って(印象を取ると私達は言います。)そして仮蓋をして1日の治療はおしまいとなります。
では、噛み合わせの型とここからは表現します。
これが影響を渡す事はないのか。
これについて紹介してみたく思います。
前回の患者のお話の要点整理。
ある位置で噛み合わせを取ると
腰がイタイ。。。 膝がイタイ。。。
と患者より報告を受けます。
これは、患者に只「噛んでください。」とお願いした際の噛み合わせの位置で確認した出来事でした。
患者のその時のコンディションで取った噛み合わと言えるのでしょう。
これを患者がとりあえず噛んだ位置と定義付けます。
こいつが曲者だった。身体に症状が出た…
院長も怪訝な表情を見せながら、触診を始める。
その後、一つ噛み合わせを取り、確認する。→ましだけれど、いまいちだった。
院長、何かを呟きながら道具を用意するよう指示される。
高さもコントロールしながら、再度かみ合わせを取る。→OKというサインを患者より貰う。
こんな事があるのか…、と思っていただければ幸い。だから、臨床はいつも気が抜けない。
そうそう、口のコンディションについて、もう少し分かりやすい景色を紹介したく思います。
下の咬合紙の絵を見てください。
歯茎の処置を行った術前・術後です。
この紹介した物語をもう少し深堀する予定です。
◇口のコンディションで、歯の当たる位置が変わる事がある。
◇歯の当たる位置が、変わる事は意味する事は、顎位に影響を及ぼす事となる。 ◇顎位に影響が及ぼされる時、時に顎の関節に影響を及ぼす事は無いのだろうか? こんな事を、私たちは大事に日々の臨床に取り組んでいます。 |
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丸幸 礼子