こすが歯科医院
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頸が変わろうと、変わらないと関係ないという立ち位置と。変わる物だから大事にしなきゃという立ち位置と。

頸が変わろうと、変わらないと関係ないという立ち位置と。変わる物だから大事にしなきゃという立ち位置と。

2020/05/04

ナビゲーターの丸幸 礼子です。

さて、いよいよ模型で口腔環境がどう立体的に変化したか、確認します。

患者の報告より

♢左の口角が今まであからなかったのか普通に上がるような気がする(上がるように戻った感覚を覚える)

♢左半身が柔軟体操をしても硬かったのが右と同じように柔らかくなったように感じる

院長が尋ねます。

右の頬噛みますか?

♢そういえば、気にならなくなっています。

さて、親知らずがどうなったかと言うと…。これは、親知らずが頬を噛むの模型を確認ください。で、レントゲン写真の紹介です。

その時、何が起こったか、私たちは知りたくなった。テレビだと、こんなキャッチコピーが入るのでしょうか?

それを真似します。

術前 鼻中隔(鼻の筋とでも言えば良いでしょうか?)

術後 鼻中隔の位置関係の変化に着目を。頸が、真ん中に乗っておりません。院長は呟きます。これは仮歯だけだと無理ですよね。さて、どうしたものか…

こんなことが起きていました。

歯と身体は関連があると認識する立ち位置なら、こういう変化があっても良いでしょう。

歯と身体は関連がないと言う認識ならこの変化は気のせいです。

写真の撮り方の差でしかありません。言い方を変えます。レントゲンが悪戯を私達に仕掛けたのです。

レントゲンの悪戯に、私たちは騙されてはいけません。惑わされてはいけません。レントゲンは気まぐれなのです。

骨が変わって見えるのは、頸椎のアライメントは常に時間ごとに変わるからです。その証拠に、もう1回撮影すれば、鼻は曲がったままですから。もう一度撮影しましょう。これを忘れてはいけません。

*そんな事ありません。一応念の為に。でも、関係が無いという事を証明するにはこれぐらいの努力を通識派もおやりになって頂ければと、私は思います。こんな変化があるのか、本当にあるのか。ありえるのか。院長は、何年も機会があれば患者の了解の下、確認し続けあり得ると認めざるを得ない。何時しか育だった認識を捨てる事を決めた、即ち、自らの通識を言うなれば、壊した。その衝撃は、自らのアイデンティティを壊すぐらい苦しい物だったと、フッとした時に漏らしたことがありました。その後、では、歯科医としてどのようにすればあるべき事が成立するか調べ続けられたようでした。

*簡単に染みついた歯科における捉え方を変えられる物じゃない。院長は、併せて漏らした事もあります。傍から見ていても独りで何かを何度も疑い、何かを何度も確認し、その上で患者の言葉の何かを納得する為に、考え得る方法で調べ続けておりました。今振り返っても鬼気迫る物がありました。生気もなく、治療以外は、ひたすらに根詰めた表情とため息を繰り返す。そんな日もありました。この人、いつか死ぬんじゃないと(ごめんなさい。今の時期には不適切な表現です)、気は狂いはしないか、あるいは、倒れる事は無いか。他人とはいえ、スタッフの一人として心配をしていました。

*行き着かざるを得なかった何かを彼が肯定できた時、確かにクリニックの雰囲気も変わります。何を肯定したのか、そして、それが何時なのかは、私らスタッフには一切分かりません。言える事は、ただ、その時から頸の変化を彼が当たり前のように受け入れ、それに対し、どうアプローチしなおすか。常に治療体系の中の考慮項目に含めるようになって来たと言った所でしょうか。言葉を探すのは苦労します。

*歯科教育で、頸椎のアライメントが瞬時に変わりうるという実態は一切知らされていないようです。これは、世界の歯科教育にいえる様です。そして、結果として院長自身も、繰り返しになりますが頸椎の配列は変わらない存在と、彼の認識を深めていた。きっと、多くの先生も同様でしょう。変化するとすれば、交通事故のような事故か、加齢ぐらいと認識が自然な気がします。

*事実、私も同じでした。あのニヤケタ表情で、語り掛けます。”じゃあ、いつから加齢現象が起こるの?””加齢現象って、ゆっくりと色々な体のパーツで起きるとオレは思うけど…頸は何番目に起こるの?教えて!”じゃあ、なんで仮歯一つで頸椎のレントゲンで確認できる状態が変わるの?””あ、仮歯って、交通事故と同じくらい衝撃があるのだ!””ふ~ん。””分かった。仮歯を入れると、加齢するんだ。これで解決。良い?!””じゃあ、臨床報告で歯の位置は別に、矯正後明らかにアライメントが変わっているレントゲンを、学会誌などの症例報告で確認した事があるじゃない。ここを誰も触れない理由を教えて。”機関銃のような語り掛けで、私の固定観念を揺さぶります。

*歯の位置や、形を変える時、それが不適切な場合があるかもしれない。その不適切を誘発させる条件の研究が仮に脆弱とする。その条件が分かっていないという立ち位置に立てば、見える景色も変わるのかもしれない。自然科学だもん。全てが、今時点で分かっているという発想を持つこと自体が、科学に対して失礼なのじゃないかな?通識で縛られるより謙虚でいた方が、科学を真摯に取り組んでいるという事になるのじゃないかな?←この言葉で、私は納得します。私の通識も壊れます。

*私が確認した限りでは、教育を受けていない事が全てなのでしょう。あるいは、私の認識が甘いのかもしれません。真剣に論文の検索などしませんから。でも、壊す勇気を中々持てなかった理由は何となく彼の発す言葉から理解できた気もしています。

*一臨床医の能力に対し疑問視をすぐに渡す昨今の風潮は、院長自身も相当に苦しい物があるようです。寄らば大樹ではありませんが、通識の中で収まっている方が実は、安全という側面もあります。それもあり、ゆっくりと学会で報告をし、いつしか大きな研究を行うしかるべき機関で検証が始まる事を願っているのだろうと、私たちは理解するよう努めています。何かあれば『千手観音』と逃げる彼です。本音を必ずぼかします。でも、ここ何年と報告をし続ける姿をみています。その上で、私たちスタッフはそのように捉えるようになります。

話を戻しましょう。

口と身体の関係の尊さを認識するか

あるいは

歯医者の仕事は歯だけであり、口は関係ないと認識されるか…

言い過ぎました。

歯医者の仕事は口の中だが、歯以外は関係ないと認識されるか(この認識は、患者と歯科医が共有するものと承知します)

でも、仮にそうだとして『その時、口は何科が担当するのでしょう』か?この命題が残ります。

*厳密に解剖のお話を少しだけ紹介すると、嚥下の視点から口腔は頸の一部に接触するよう備わってもいます。難しい所です。

認識と言う言葉を私達(歯科医療者)が用いる時、

実はどの立ち位置で先生方か、その歯科クリニックが『臨床に向かっている』か、『拘る世界』で結果と臨床成績は変わるのかなって思ったりもします。そんなこんなんと、私が感じた事を私なりのフィルターで紹介した次第です。どうぞ、心広くお受け下さい。

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丸幸 礼子

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