ナビゲーターの丸幸 礼子です。
丸幸 優作は、ゾーイの残した言葉。
「この、害者は、顎がないと言って困っているのです。」
この言葉だけが、心に残る。草臥れた身体は向こうに、頭は冴える。そして、丸幸 優作は刑事の使命感で少し整理を図ろうと決めた。ベテラン刑事のはな はじめから知郎と資料の整理を図る事tにした。
はな はじめから知郎刑事は、呟きます。
「ありゃ、こりゃあダメだ。顎をどこに置いて良いか、奴さん分からんぞ。それどころか、困っている事は成立しているぞ。」
まんじゅうを頬張りながら、無邪気にはな はじめから知郎は、丸幸 優作の気持ちなど、お構いなく話す。その様に丸幸 優作はムカつきつつも、ゾーイの言った言葉を脳裏で反芻しながら、害者の残した言葉のメモを見ながら整理する。
『チェッ、面倒だぜ!残業か、またいい加減にしてくれよ。』
丸幸 優作は呟く。
しかし、楽しい刑事の妄想の時間は思いかけず、すぐに終える事になる。その理由は簡単だった。
模型を見ながら、患者情報を整理している最中の院長の横でブログを、私は書いていた。
私がうかつだった。
ドジを踏んだと言う訳だ。
きっかけはこうだ。
「お前、何を書いているの?」
院長は私に問う。
ブツブツ、優作の世界に浸っていた。
丸幸は、優作の如く
『ほっといてくれよ。』
これが、いけなかった。
「お前、どーしたの?」
あっ、我に返る私でした。
『いえ、これには色々事情がありまして。』
言い訳にもならない言葉を発す。
私、あーこりゃダメだよ。どう考えても分が悪い。
「ちょい、見せてみ。何を書いているの?」
院長が覗き込む。
そして、私の書いている文章に目を通す。
恥ずかしさ一杯になる私。
素人の書き物と言っても、私の場合、何度か書き直してから、編集役に挑む。
今回は ノリ と言って良いだろう。
言葉遊びをしながら、試しに丸幸 優作と言うキャラの世界に浸ってみた。
編集役の顔に戻った院長は、
「今なら、小栗旬とか、西野えぇと何て言ったけ、そんな渋い役者さんとかじゃないの?でも、何じゃこりゃみたいなインパクトのセリフ…。俺、知らんよな。じゃあ、このまま走っても良いのか。」そんな事をブツブツ呟いている。
私は思わず言う。
『今、話の流れが上手く作れなくて…。』
編集役から、院長の顔に戻り、何かを書き始める。
「これだろう?必要なのは…。」
そう言って院長は仕事に戻った。
私の世界に戻る事にした。
はな はじめ知郎刑事は、ベテランらしく、詰まっている俺に資料を残し、ラーメン食べてくるわ。と部屋を出て行った。
決まった。ここから、話の展開を始めよう。
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丸幸 礼子