ナビゲーターの丸幸礼子です。
新しいSTAFFが仲間入りしました。
衛生士4人です。
そして5人の女子会が出来るようになりまーす♪
よろしくお願いいたします。
愛の戦士になれるかしら( *´艸`)
よろしければ、時々覗いてください。アクセスが増えている事が分かると励みになります。
丸幸 礼子
おまけ)医療はサービスと言われて久しいです。私達の仕事を区分けすると、第3次産業に区分けされるそうです。その意味では、サービス業です。ただ、私達は、社会の決め事である区分けに対し何ら物を申す立場ではありません。ただ、サービス向上の為に人の増員を図った訳ではありません。、どうぞ承知いただければと思います。箇条書きにしますが、私の感じた実際を紹介します。よろしければ、ご拝読頂ければ幸いです。(幾分か、愚痴っぽい所もあるかもしれませんが、広く受け止めて頂ければと、ご容赦願いたく思います。)
①医療機関(歯科のクリニックに対してのみで、それ以外の医療機関の関する事はよくわかりません)に対する、施設安全基準・管理基準が急激にそして急速に上がります。*途中より、そこまで今は上げなくても良いという話になりましたが。
→国が掲げた項目を管理するには、ギリギリの人数でクリニックを運営するという従来の方法が結果として、取れなくなります。それを、実際に行動をして知ります。
②院内カンファレンスを継続して行うに従い、クリニックの質・医療安全に伴う水準の担保には、ギリギリの人数の運営では難しいと分かってきました。
③働き方改革の号令に従う場合、勤めるスタッフが、有給を(ある程度かもしれませんが)自由に収得するには、ギリギリの人数では、これが出来ないと分かります。
④デジタル化という国の施策に対し、実は、スタッフそれぞれが分野ごとに担当を持つ必要が出て参りました。PC上の管理は、アナログの際は、阿吽で済ませられた事(流す事が出来た事)も、それを許しません。相当に管理力が求められる事を確認します。(これは、私達がまだ未熟のせいかもしれませんが、一人が全てを背負う事は到底できない事を理解します。)
その下で、当院の場合、最低2人組織に迎え入れないと、どうにもならないと承知し、クリニックの課題ごととして、解決に向けてここ数年取り組んで参りました。ご存じかどうか分かりませんが、どの職種も人手不足と言う話を聞きます。そして、その傾向は当院だけではなく、同業におかれてもそれなりに大変(実際は相当に)と言う話も見聞します。事実、当院も2名の新たなスタッフを迎え入れるまで、相当の年月を費やしました。
また、院長においては、募集にかかる経費を眺めては、独り言のようにつぶやく始末。『今の時代は、一人を雇用し、そして無期雇用になって頂き身内と確信するに至るには、100万円かかる時代なんだな。(募集等にかかる経費です)何時か、下手すれば、倍かかる時代も来るかもな。これ、個人事業の位置づけのクリニックは、相当に大変だよ…衛生士は、基本衛生士がいる職場を好む方が多いしな。うちも何時迄踏ん張れることやら…』
ところで、便利になる。これは、これできっと、とても良い事なのでしょう。マイナンバーカードと健康保険証の一体化の影響でクリニック経営が廃院になる所があるかもしれない…(国の施策に反対する事を目的としていません)そんな話も出ているようです。これは、PCの設備管理もそうかもしれませんが、新たに設備環境を管理する人がいる。これを揃えないと、とても厄介な気が経験上します。クリニックの院長が一人張り切られても、解決するものではないと思います。併せ、クリニック自体がPCに対しある程度の処理能力が要求される。この意味する事は、人材の確保・設備の増設・人材教育この3つを、決められた期日内で行わないと大変になる。これをどれだけの人が一大事と捉えられるかでしょう。国の決めた事を、うわべだけ順守し、薄ぺらい体系化で備えてみても、デジタルのシステム程、維持が厄介になる。そんな感覚を覚えます。
隠れアイテムとして、デジタル化のシステムに対し、メインテナンスを図れる専門業者との、新たな提携がいるかもしれません。PCの使い方を教える教育担当の方との提携がいるかもしれない。そこに気が付かず、院長一人で解決を図ろうとしても、どうにもならない。私は、そのように感じます。同時に、混乱を経営者である院長が持てば持つほど、国の求める基準に対する敷居は高くなる。その上、何から始めれば、何から手を付ければ良いのか、それすら責任者は、その莫大な求められる処理項目と量に対し、捉える事すら出来ないかもしれない。うわべ程度は可能かもしれないが。実際、捉える事が出来たとして必要経費を算段した際には、その額面に対し相当に愕然とするかもしれない。すると、通り一辺倒で処理する道以外ないかもしれない。
この3年は、本来の日程に対し、予定外と言うべきか、不測の事態ゆえに仕方ないかもしれませんが、感染・滅菌対策が新たに、しかも連続的に、医療機関に課題として渡されます。標準医学まで水準を上げる、安全対策、医療対策等の管理までもを、準備期間や予告期間抜きに大学病院と同じの如く取り扱う事まで求められてきた。これだけでも背え一杯な所に、マイナンバーへの統一対応・それに併せ働き方改革までも行う事は、既に決まっている。この隠れアイテムの処理には、社労士と言う労務の専門家との提携が必要かもしれない。そして、感染・滅菌対策で増資を求め、経営原資が痛んだ所に次の増資の要求がされる。経営者が混乱を持たずに冷静さを保つ事、これ自体も相当に苦しい。いえ、無理があるかもしれない。
国が故に、締め切りを決めて開業医に目指させる事は仕方ないかもしれない。当院は、税理士・社労士に国の助成制度の情報提供のお陰で、何とか乗り越えられた。そんな事を院長の口ぶりから承知するようになる。(現在も、働き方改革に対し、当院にとっては最後の課題の解決に向けて準備をしています。これも、既に日程上決まっている次の展開への準備として行っているらしい)でも、院長の口ぶりから私なりに解釈すると、滅菌・感染対策で相当に煽られて直ぐに、次の課題を2年以内に終えるようにと言うのは、些か乱暴すぎる。そう私は感じます。滅菌・感染対策で傷み、患者の足が遠のいた一時期があった事で傷んだ経営を(少しの期間でも良いので)見直す猶予、即ち煽られ続けた3年分の時間に対し僅かでもモラトリアムの期間があれば優しいのだろうなとも思います。ですが、ここばかりは、国も譲れない一丁目一番地のようですから、仕方ない。
さて、実際、組織体で挑めない個人事業が、これら国の掲げる項目を解決する為に、どのような取組みがいるのか。どれぐらいの労力が必要か。頭の良すぎる方々は、どんな分析・解析をされ、可能と判断されたのでしょう。そこは、疑問です。例えばモデルケースとその集団を選択し、完遂迄の道のりのマニャアル化を何処まで確認されたのだろうかと不思議に思う時もあります。
当院は、相当に試行錯誤の連続でした。ただ、ある時期(流行病が始まる前に)院長が蒼白な顔で、今回はクリニック全体で取り組まないと、どうにもならない。俺一人に任せれば良いと思わないでくれ。国は本気だ。なぁなぁで済むと思わない方が良い。頼む、協力してくれ。この言葉から、当院は準備を続けてきました。今思い返しても相当に大変でした。
さて、ここまでが当院の経験から私が捉えた事になります。この過程に、サービスの向上という発想は先ず生じません。結果として、サービスの向上が患者であるあなたが確認される事があれば、私達は嬉しく思います。ただ、医療の充実、ここに忠実であれという動機が全てでした。今後とも、よろしくお願いします。
しかし、うちの院長、そこまで先見の明があるのか?今回の件を介し、妙に思います。ですが、私には、分かりません。また、観察をしていきたく思います。