ボケる事がない臨床現場を院長は希望している・の、巻き。
2024/04/29
丸幸 礼子です。
一つの仕事を介し、滞りなく進む事。患者の治療を始める。(入力)、患者の治療を終える(出力)と例えるなら、次の治療に活かすよう考える。これをフィードバックと言い換える事が出来るかもしれません。
しかし、フィードバックをエラーで次々と事件を起こすとする。
その時、自律的自動性の如く、治療が進む事は中々、あり得ないでしょう。こんな状態を様々な角度で支える機構を制御系と言い表すようです。
この制御系が、働かない様するエラーが生じた際、治療に例えれば、凄く大変です。
ある治療の最中の一コマになります。
ゾーイがお約束のボケをかまそうとする。その物語を紹介します。
院長、この歯のあたりが気になっているというのですが。
これを聞けば、歯科医は、気になっている歯に対し、考えを纏めに入ると思います。私の心の声です。
そこで、7月に。唐突にゾーイが7月と言う言葉を発します。
院長は、7月?意味が分からないと言う顔を示します。
ゾーイの口元が、ボケる為の口元に変化しつつあります。
7月は、7月です。英語にすれば、ジュライ。ジューンブライドと言う言葉があります。これは、因みに6月なのですが。
院長が耐えきれず声をかける。
ゾーイ。頼む。ボケは無しだ。お前がボケると、サブリナちゃん、ダニーが負けじとボケる。勘弁してくれ。俺、死んじゃうよ。
分かった。ゾーイの口元が、もぞもぞ口惜しそうに動く。院長は、彼女の気持ちが分かるのだろう。心からボケたいのに、ボケる事が許されない。彼女とすれば相当に苦痛だろう。
分かった、患者は、去年の7月から、クリーニングをしていないからして欲しいと訴えています。
このように、先に患者の要望(要求)そして、その後に気になる点があれば院長に伝えれば解決するでしょう。しかし、ゾーイはボケたくなると、それを許さない。とにかく、ボケる事に身体を張ろうとする。
しかし、この小ボケが始まると、連鎖反応のが起こる。小ボケから、連発する中ボケ、大ボケが始まるという訳だ。
実際、この後、中ボケはサブリナちゃんが起こす。詳細はここを(アドレスを記載)読んで欲しい。PCの気持ちを分からないと行けないという摩訶不思議な考えを披露し、PCのプログラム業者を呆れさせ、院長から思わず突っ込みを受けた、多分伝説的な話に将来発展する気がする。そんな物語を彼女は作り出した。
それを感じ取ったダニーは、負けるまいと既にボケる準備をしていた。そんな話になる。
院長は、コント研究家でないが、確実にコントのツボが見えるようになっている気もする。
それが、良い事か私には分からない。きっと、良くない事とだと思う。
変な嚙み合わないずれ、ここにボケる為の秘訣があるのだろう。この感性は独特の個性と言える。まず、常識では考えない作業を、真面目に間違える事。行動であれ、考えであれ。これが、積もり積もれば、大きなずれとなる。
これを自律的に戻そうとしても省かないとどうにもならない時もある。
肉体は、姿勢を保とうとするが、例えば痛みを持てば、運動はかばう様になり、姿勢はおかしくなる。おかしくなれば、運動もおかしくなる。運動がおかしくなるから、姿勢が更におかしくなる。
姿勢制御系、疼痛制御系、運動制御系と、言葉にすれば難しく感じるが、上手くフィードバックが出来なければ、エラーばかりが生じれば、そこには無理しか生じない。
閉回路制御システムと称す事もあるらしい。
ボケたい衝動の人々の言動・行動に注意を張らし続け、院長は、まともな会話がとうとう出来なくなっていた。時間は、19時台の事だった。
当院の患者になるが、身体がおかしくなり、展開として次に進もうと決断した際の治療行為の出来事になる。
疼痛制御系の疼痛状況を確認し、姿勢制御系の、ふらつき具合を確認し、運動制御系から、呼吸運動が楽と言う点を確認した際の事となる。
院長、ここ迄終えました。
私の報告に、院長は返答が出来なかった。
後で、聞いた話になる。ボケ希望の3人との会話で、何処でボケをかますか。言葉の一語一語に警戒と注意を払っていたお陰で、私の言葉でさえ、この言葉にボケる要素がないか、ひたすら考えつけていた結果だそうだ。
院長は語った。
久しぶりに日本語で会話できる。
ドリフのコントでも、スネークマンショウのコントでもない。(世代的には分からない人が多いかもしれないが。)
日本語が話せる。有難い。
こうして、当院の一日が終わっていく。
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