血流が変わる時。これが、臨床です。
2024/05/03
私は、また白昼夢と言うべきだろうか。いや、デジャブと言うべきか、それとも既視感と直接的に日本語で表すべきか。まどろみの中、ぼんやりと捉えた事。それを唯、私は、書いているに過ぎない。いよいよ最終回、ノリノリで走ってきた分、最後ぐらいは落ち着いて何かを纏めたく思っています。
固い表現かもしれませんが、よろしければ最後までお付き合いください。
夢日記を思い出しながらの紹介となります。
私の場合、デジャブはこういった捉え方をしているのかもしれない。
デジャブを起こりやすい人は、10代後半から20代前半の若者。強いストレスを感じている人、頭の回転が速く視野が広い人、旅行などで初めての場所によく行く人が、その例として挙げられる。
・10代後半から20代前半の若者は、身体的にも精神的にも成長途中である。そのため、気分の浮き沈みや脳の勘違いなどからデジャブが起こりやすいと考えられている。
デジャブ現象は、脳に過度のストレスがかかることによって、脳が記憶していた情報を消したり誤認したりすることが原因と考えられている。同時に、頭の回転が速く視野が広い人の場合。情報を収集し様々な可能性を考える力を持つ。
更には、これから起こるかもしれない出来事についていくつも予測する力を持つ。結果として、デジャブが起こりやすいと考えられている。
・旅行などで初めての場所によく行く人は、初めて行った場所に似た場所や経験を脳が過去の経験から探す。これが、結果として、デジャブ現象を起こしやすい一因になる考えられている。
他方、既視感という視点で捉えると、私の場合、どうやらこのような捉え方をしているのかもしれない。同じ意味の筈だが、性格がひねくれているのだろうか。どうにも、こんな感じに分けて捉えているようである。
既視感を起こす原因の1つは,記憶における類似性認知メカニズムの働きになるそうである。例えば、私たちが,ある経験をする(たとえば場所を訪れる)ときには,類似した過去経験が自動的に想起される。そのとき,現在の経験と過去経験の類似性が高いほど,既知感が高まるという訳だ。
既視感の原因をスピリチュアルな意味と考えることもできるかもしれない。「前世で経験した記憶が思い出されている」や、「守護霊や神からのメッセージ」、「夢の中でこれから起こるであろう出来事を予知した」という考えなどもその例であろう。
今回紹介した患者のレントゲンは、こんな感じになる。
見ての通り、歯牙の保存状況は冒険できない(らしい)。
加齢と共に、頬側の歯牙は、より頬側へ流れる。(らしい)
こうなれば、咬合は、本来あった位置よりも外に向く分、上手く当たることは出来ない。(らしい)
平面も崩れる。
読み手の方に想像して欲しい。
本来の立ち位置に対し。本来の立幅を保つ足幅に対し、足を極端に拡げたとする。この時、アナタはその拡げた足幅に依(よ)っては、ふらつく状況になるかもしれない。頭の位置は不安定になるかもしれない。肩は、どちらか一方が極度に上がるかもしれない。
仮にふらついたとき、どうすれば良いか。
答えは簡単だ。アナタが、一番良いと感じる足幅関係に戻せばよい。
仮に、「歯がかみ合う」を、歯が接触する。ここに焦点を置けば、適応性筋短縮と言う生理学用語を用いて恐縮だが、勝手に歯牙が当たる様に神より与えられた性質でぶつかるよう仕向ける事が出来る。
しかし、そのメカ二ズムをして、成立できないぐらい咬合環境が担保されない場合がある。この時は、最悪かもしれない。
誰にか。患者であり、治療に挑む歯科医であり診療所単位でそれの事実を立場が違えども、共有する事になるのかもしれない。
何の事を言いたいのだと、読んでいて混乱する方々もいるかもしれない。
例えば、この患者の左上45の歯頚部の状況を見て欲しい。
この血流状況を、術前、術後と比較してみよう。
【術前】血流を可視化出来るカメラにて撮影
【術前】血流を可視化出来るカメラにて撮影
※撮影部位の角度の違いはご了承下さい(>_<)
赤でマーキングした部位の、緑色の濃淡の微妙な変化お判りでしょうか?
この変化が何を意味するのか。血流が回っていないという事は、それだけ接触関係を掴みにくい(らしい)。
そして、治療をすればするほど、ややこしくさせる可能性を持つ口腔環境とする。
咬合の目的は、制御系に対する自律性の回復でしかない。この視点で物事を把握しようとした場合、歯が当たる事を大事にするのは、あくまでも必要要項でしかない。むしろ、十分要項は別に存在する事となる。
よく院長は、私らに教科書通りで考えないと、ややこしくなると呟く。この呟きの意味合いを私は、この頃少しわかってきた気もする。
制御系に対する自律性の回復と表記する事は簡単だ。だが、この指標でも良いだろう。把握性に関する捉え方でも良いだろう。この実際を、どれだけの現場が大事にされているのだろうと、ふと、私は感じる時がある。
過去に教科書で習った実際を見失い、只、歯が当たるようにする。それもそれでよいだろう。但し、それは制御系の能力として当たる力が、自律的に残っている時になる。しかし、それを越した問題になった場合。
現場はどうするのだろう。
教科書に戻る。この言葉を用いる事はとても簡単だ。しかし、そこに戻る事は、その実とても大変な作業なのかもしれない。
私は、この頃白昼夢を、あまり見ない。まどろむ時間をあまり持たず、日々仕事に邁進しているからかもしれない。
私はSaburina ちゃんです。
お酒をたしなみ、女子会でカラオケを歌う。
そんな女子だ。
また、何れお目にかかりましょう。ありがとうございました(*´▽`*)
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