痛みとは厄介なものです
2024/08/02
サブリナです。巡り会わせで、人に生まれました。m人mと、書いたものの、人らしさ。人としては。まだまだ、課題が多き私かな、っていう所です。
さて、話を始めたく思います。
私が、人生を『派遣の品格』に焦がれていた頃、院長は一人項垂れていた。
*派遣の品格は、篠原涼子さん主演のドラマです。
私は彼女の歌手としての才能にも恋焦がれる。“恋しさとせつなさと心強さと”。これを聞くと、私はウットリするし、これを、私がカラオケ女子に変身して歌う時。私は心も体も、その時だけは、私が篠原さんになり切っている。
只、これが仕事と為ると、私はフリーズを結構、やらかすから達が悪い。
ボケトリオの一員になると、院長は困る事が多い。
つい最近のボケを紹介してみたい。
ダニーさんに、院長は指示をする。
『矯正道具の用意と、丸幸さんを呼んでくれる。』
ダニーさんは、小さなボケをかます。
「矯正道具の準備は終えました。そして、丸幸さんに伝えました。」
『何を伝えたの。』院長は驚いて聞き返す。
「ですから、矯正道具の準備を終えました。と、丸幸さんに伝えました。」
私は、思った。こりゃあ、朝から嵐が来るぞ。私が、ボケたら、やばいよね。
院長は、何を思ったのか、新聞をダニーさんの目の前に出して「伝えてくれる?」と、お願いをした。私は、わくわくして展開を見ていた。
ダニーさん、新聞を読み始めた。
“この人やり手かも。”私は、憧れの篠原涼子さんをダニーさんに見た。
『お前の田舎は、伝えるは、読むという意味なのか。』院長は問い詰める。
「いえ、だに。いや、間違えた。イエッサーだにかな。」
素敵。私は、ダニーさんに篠原さんを見た。
ダニーさんは、すかさず次のボケに余念がない。素敵。私は、ダニーさんが篠原さんに見える。
院長は、この繰り返されるダニー節から逃げようと、何時しか、直接カルテに指示を書くようになっていた。
ダニーさんは、院長に報告しに行く。
「院長、一寸良いかだに。」『えぇ、もう終わったのか。』院長が驚く。
『都先生を呼んできただに。ところで、院長。トサキ ナマ 重たいはどこにあるだにか。そこに私は入らないといけないのだろう。どこに入るかおしえてくれだにか。』
院長の頭に湯気がピューッと昇る瞬間を、私は確かに見た。
その時…
ゾーイさんが、『院長患者終わらせゾーイ。(V)』と、院長に声をかける。
院長の頭が沸点に達し、顔が真っ赤になっている事に気が付いた。
私は、院長が凄くアグレッシブに感じた。ところで、アグレッシブとはどんな意味か。ワタス分からなくなった。
「ちょっと、待って。」私のいる受付に来て、カルテを取り上げる。
ゾーイ、いいからこっちに来い。
ゾーイ。この文章を読んでくれ。
「何々。これが、終わったら、この説明を患者にする。患者の了解を得たら、次の作業に入る。そして、終了に。」状況を把握したのだろう。
「はちゃ、ぬぁんですと、ゾーイ間違えていた。ぬぁに~!」
院長は、ミスが起きないよう先回りしてカルテに記載する。
事故が起きないように配慮している壁を、次々に、突破する二人。ダニーさんと、ゾーイさんだ。
素敵。私は、ダニーさんと、ゾーイさんが篠原さんに被って見える。
ワタス、トレビア~ンと思った。ところで、トレビアンとは、どんな意味か。わたす分からなくなった。
院長の説明を受けて、ゾーイさんは事情が分かったのだろう。
“ぬぁに、ゾーイよりボケを取る失礼な輩がいるのか。成敗してやる。”
ワタス、歯科診療所で西部劇を見る事が出来るとは思っていなかった。
院長は疲れ切った顔で、「参った。悪かった。悪かったよ。頼むから、ボケをかます戦いはもう止めないか。」
私は、はっと突然夢から醒めた感覚を覚えた。
線維筋痛症の痛みの物語です。
こんな仕事を私達はしています。
サブリナでした。
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