こすが歯科医院

「新しい風というか、全身咬合の展開というか」そんな話です。

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「新しい風というか、全身咬合の展開というか」そんな話です。

「新しい風というか、全身咬合の展開というか」そんな話です。

2025/03/17

1)学会で

何時ものように「静かに学会を終えて、静寂(しじま)に帰る。」院長は、いつものように冷めていたように記憶しています。“あっ、これ、昨年の話です。”

うちの大門は『隙あらば』とオモシロ表情をする瞬間の院長の顔を探します。そして、見つけるやいなや、すかさずシャッターチャンスが来る訳です。院長は、そんな事も気にする事もなく、懇親会で学会の偉い先生の話を聞いていました。

そうそう面白い物で、静寂の予定でいた彼は、どういう風のふきまわしでしょう。学会では、妙に質問に答える彼のシーンが続きます。静寂(しじま)の予定でいた彼の展開が変わりました。

                            

2)展開が変わってきているのでしょうか

展開が変わったのでしょうか。

実は、当院で働いている星河の見つけた現症に対し院長も、学会発表の協力を相当にしています。それが、歯根膜炎になります。歯根膜炎の先が、歯周炎・歯肉炎だという論理の展開がありました。彼は、その手前の現症の方が厄介だと別の論理展開を少しだけ試みますが、席巻している常識に無理に抗おうともしません。そんな捉え方に立つとどんな論理展開が生まれるか考えられないでしょうか。それ以上は、述べる事もなく、やはり静寂に戻ります。

歯周病の権威の歯科の先生からは、歯根膜炎の痛みが取れる手法を確認されます。彼は、教科書に立ち返る以外ない、しかし、これに徹す方が遥かに難しいと返します。

時間の関係上、それ以上は互いに深く入る事は無かったものの、私からすれば初めて彼が質問に答えている様に感じました。実際、「今回も静寂だわね。」その声を始めて聞かずに済んだように思います。

 

只、議論を深める事を避けるように感じる彼の姿に対し私は、不思議に思い院長に問いかけます。

「う~ん。定義が不鮮明な方と議論しても、発展性が無いじゃない。ケンカしたい訳でもなく、当たり前の価値観に戻って欲しい側からすれば、待つ方がいい気がするの。」彼は答える。

「それでいいのですか。」と、私は尋ねる。

「う~ん。定義はある。でも、定義がなぜか歯科界ではフワ~っとしている。何故か考えるのだけれど、本人的には良く分からない。不思議な都市伝説的定義が闊歩している。」「歯根膜腔の拡がりを表に出す意見とかですか。」私は、思わず返す。

 

「ま、いいじゃない。少なくともダニー君も定義に関しては3年たってもしどろもどろだし。」

「そうなんですか。」私は驚く。

「そ、毎回歯根膜炎の定義は?と尋ねると、歯根膜の炎症です。歯根膜腔が拡がります。と返されますよ。」

「慢性歯根膜炎を急性化させるな。急性歯根膜炎は、歯科医とタッグを組んで大事にしなさい。そう私に言いますよ。」

もう一度、振り返ってどう話すか、真似てごらんん。

 

「“歯根膜炎といったかもしれないけれど、歯根膜の炎症を何とかしないと行けないのです。

歯根膜は無視してはいけない、だから、歯根膜を無視する今のままではいけないのですよ。“こんな感じだったでしょうか。」私は、思い出しながら呟く。

 

「そういえばこんな事もありました。“慢性歯根膜炎は、慢性歯根膜炎のまま治す方が良い。急性歯根膜炎と言う事は、慢性ではないのです。”思わず意味が取れなくて、聞き返したら“歯根膜に無関心であることは、歯根膜に無関心のままでいる事と思います。だけど、歯根膜に無関心でいる歯科医はいてはいけません。”この言葉を繋げて、私は、急性歯根膜炎は、歯科医とタッグを組んで進めるという事ですか。そのように聞きました。」

「それで?」彼は聞く。「はっきりとしないのです。只…」「ただ?」彼は言葉を乗せて私の返答を待つ。「院長が私達に指示する体系化の下で動く対応法に戻る事、これ以外の理解は出来ませんでした。」

 

「だよね。」そう言って、院長は寂しそうにいつもこの話題は終える事を思い出した。小泉構文ね…語彙が無さ過ぎる中、そして、何かを掴みつつも本人の理解が幼い時、この構文で迫られる時、実際の聞かされる側は苦痛しかない。

まだ、増税、流行に飛びつく色々(LGBT・SDGs・夫婦別姓)の結論に強引に導くだけの為の準備の構文構成よりはましなのかもしれない。

 

それもあるから、院長はいつも静寂に徹する以外ないと決め込んでいるのだろうか。

 

3)さて、そうは言いつつも

答える院長の姿を見つつも、実は次の展開が始まりそうになっていました。

星河の能力の無理。けれど、志は高い。これが、苦しい。

 

本家小泉構文は、どうにも社会に迷惑をかける事あたらしい彼の理想を押し付ける事に余念がなくその理想は、目の前に生きている実在の人間ではなく自分の頭にある国民に対し語り掛ける。有難い事です。

 

この志は、歯科界に目をむいているが、語彙があまりになさすぎる。そこで、院長に白羽の矢が立った。この話は、またの機会に。

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