ナビゲーターの丸幸礼子です。
私はパニックになり、彼に電話をした。彼はそばを食していた。それを知り...
「えーーーーーーーーーーー!!!」と声を殺して叫ぶ私。周りでは、いるべき人間が誰もいない。不思議そうに周りに見られている。私。真人間の私が、院長と一同のせいで、不思議ちゃん扱い。皆さんスーツ。私平服。浮く事、浮く事。聞いていないよ~と叫びたい衝動を堪え、院長に電話をする私。スーツの中、ピンクのダウンジャケットの私。色だけで私は浮く。休憩時間といえ、浮きまくり扱いの私は、挙句には不思議ちゃん扱いの私は、居ても立っても居られない衝動に堪えながら、心配して院長に電話する。しかも小声で。電話のコール音が終え、院長が出る。倒れたかと心配していると、いきなり蕎麦をすする音が聞こえてくる。そして、「どうした?」この能天気さ。私は、顔までピンクになりかかる。湯気が頭から出ていたかもしれない。周りの視線が痛い。その中で、私は声を出す。
私は「先生、今、どこに今いますか?」
状況のヤバさもあり、電話をする。
『そば、喰っているよ。』
私は、驚愕する。💦💦💦
『どうした?上手く行っているんだろう?』
「それが、先生!先生、私達表彰されたんです。」
『えーー!』
能天気な院長も、流石に驚いていることが分かる。
「先生、マズいですよ。💦」
『いや、今回うちの症例だから、特に聞く必要も...。』
「皆さん、揃っています。つべこべ言わず急いで来て下さい。」私は焦っていた。
その表彰は驚き、私一人しかいない事を知り、味方もいない。洋服が滑稽なぐらい私を周りから浮かせる姿。怒りを堪えながらも恥ずかしかった。
2~3分もしないうちに、奴から電話がくる。
『丸幸、新日のプロレスグッズ店はあるんだけれど、場所が分からん。』この人、どこまでプロレス好きなんだか。
「先生、もう少し歩くと先に靴屋さんが見えませんか?』
『おっ、あった、あった。』
この人は、どこまでもマイペース。
『ここを左だったよな。』
ようやく到着。
焦り、驚き、怒りを堪え、恥ずかしさを知り、呆れを覚えた私の感情の旅はようやく終えた。
先生が、顔を出した。
開場して、10~15分後の話だった。
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丸幸 礼子