ナビゲーターの丸幸 礼子です。
この話は歯が痛い、歯が痛いからの続きになります。
スプリントを入れて、結果として頭痛が消失します。ホッ、良かった!やるじゃん、、院長!!
しかし次の問題も生じます。
それは何か...
むし歯です。表層に限局したむし歯があります。
でも、予防と言う視点では、どうすべきかとても悩む症例の1つです。どういう事か?
むし歯は全て解決すべきと言う捉え方なら実際は全部被せる事が妥当でしょう。(妥当になります。)
予防では『明らかなむし歯は致し方無いとして、予後(経過)を追いながら、拡がったら処置を行う。』
こんな捉え方が認められる場合があります。
ここで、少し話題を変えてみます。
おそらく、これとは全く違うコンセプトを紹介します。
予防と言う捉え方では、時にminimum preparationと言う考えで、形成量を最小限に留めるが如く収める場合があります。
その意味は、
♢大きく削らない事で、歯のダメージを避ける
これが、大事なポテンシャルとなるのでしょう。では、これを補綴治療に当てはめると、どうなるのでしょう?
此処を、一緒に考えて頂きたい。そして、これが今回のお話の本筋。
併せ、もう一つ。保険の考え方において実際のコンセプトはどうなのでしょう?あるいは、保険外ならば解放が可能なのでしょうか?そんな事も紹介しながら、一緒に考えてみたく思うのです。
症例を二つ紹介します。同じ患者の前歯の治療です。
もう一つ紹介します。
自費だから優れているという事を訴えたい訳でもなく。何を目指せば、何を再現すれば、安全性と長期使用が可能である確率が高くなるか?これを考える事が臨床では大事ではないか?これを”私は伝えたい。”
そのように改めて思う訳です。
患者さんサイドが”こうあるべきと言う世界観””こうあって欲しいという価値観”以上に、もしかしたら歯科医や衛生士は、現場で考えないといけない項目は多いのかもしれません。そんな紹介で今回は終えたく思います。
今回はここまでです。
㋗収まれば嬉しく思います。
よろしければ、時々覗いてください。アクセスが増えている事が分かると励みになります。
丸幸 礼子