こすが歯科医院
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診断学?生理学?そんな学問に係るエッセンスの一部紹介。そんな話です。

診断学?生理学?そんな学問に係るエッセンスの一部紹介。そんな話です。

2021/02/05

ナビゲーター丸幸礼子です。

院長がいつの頃かより、診断力をと自分に課題と言うか、使命を誰かか渡された如く、大事にするように変化していくのを、私は憶えています。

何故、そこまで診断(力)に拘るのか、今まで大学を主に学んだ内容では不足なのか?専門家とはそういうものなのか?そんな疑問が私の頭の中で、思い駆け巡ります。

唯、ふとかつて彼が呟いた言葉が忘れられず、脳裏に残っています。

生理学からもう一度捉えないと、仕方がないよな。

例えば、診断学の重要性というか、難しさの理解を促進して頂く上で、歯の痛みを紹介出来るかも知れません。即ち、抜髄(神経を抜く事)処置判断が紹介出来るかも知れない。抜髄の診断の基本は幾つかあります。分かりやすい自覚症状だと、熱いものが凍みるとか、冷たいものを含むと歯の痛みが取れる。こんな所になるでしょう。

ところが、”冷たいものを含むと痛みが取れる”といった所まで症状まで進むと、神経を抜く(抜髄)。これが、一般的です。こんな具合に、診断を症状から組み立てる場合があります。勿論、診断としてこの症状だけで、確定診断に持って行く訳ではありませんし、持って行くべきではない。そのように、私は臨床を衛生士として診るにつけ思います。

加筆するならば、歯科医が故に歯の痛みには、やはり敏感な側面がある。これは間違いないと、歯科医の傍(横)にいる衛生士の私は感じています。神経がダメージを受けて不可逆状況に陥った際は、歯の痛みは神経を抜かないとどうにならない。これだけは、間違いないです。

ところが、咬合構成要素のお陰で神経がダメージを受けている場合、神経をいきなり抜いて逆にもっと憎悪する時もある。ここに、診断学の妙があると思います。こんな表現で容赦下さい。院長の言葉を借りるなら、安全に運ぶには、確立を上げなければならない。これをマニュアル(大学で学んだ知識だけで済ます事?)で、臨床に挑めば、時に由々しき事態と親友にならないと行けない。そういう事だそうです。”あたしは、嫌だよ。そんな親友はいらないよ。”そんな事を彼は呟きます。

ところどころ、白い蓋が見えると思います。歯の痛みが取れず、熱いものが沁みて(実際は痛みに我慢できず)、冷たいものを含むと痛みが消える。そういう訳で、抜髄処置が次々と行われました。しかし、痛みが消えず、どうにもならないという事で、当院に来られます。(当院の患者よりの紹介です。)

矢印の所を中心にメタル部分を、院長が患者の許可の下、削合します(削ります)。穴が開いている事が観察できるかもしれません。痛みがその場で、すべて消えます。これも、いきなり削った訳ではありません。診断後、行いました。激痛がこの行為で、すべて消えます。こんな例示から、診断学の重要性を感じて頂ければ嬉しく思います。でも、このメカニズムは生理学の奥深さを理解しないと、難しいよねというのが、彼から聞き出せた言葉となります。

院長が語った生理学をメインに押し出す見方は、もしかしたら神経Fiberの役割と、それに伴う異常の見極め方を指し示しているのかな?って思ったりする今日この頃です。どうなのでしょうか?

でもうちの院長、アホなんです。

ある臨床風景です。

『逮捕するぞ!!』(唐突に始まります。)

3秒の間の後

『突っ込めよ!』(院長が恥ずかし気に思わず言います。)

私と患者は揃って、棒読みです。

ー何をしたいか、分からないから(-_-;)ー

お茶目な寂しさが似合う人でした。具体的流れ。腕がどこまで上がるか判別するために、患者に腕を挙げてもらいました。その際、手首を掴んで、先のセリフを彼は、出したのです。”逮捕しちゃうぞ”。『?』と思われた方は、下の写真から、苦しいかもしれませんが、想像してください。動画で紹介する方が、適切かもしれませんが、まだそんなスキルは私共は持ち合わせておりません。申し訳ありません。

こんな感じで、左側の腕が上がらない患者でした。

 

髪の毛が洗えない状態が、洗える状態となります。歯科ですので、歯科治療から導いたと云えば良いのでしょうか?これも生理学を起点に病態を読み取った診断学のお陰というべきでしょうか?

何時しか、ここまで腕が上がるようになります。こんな事が、歯科治療で起こりうるのか?ただ、一つ言えること。口腔由来の問題で生じたのなら、口腔の問題を治さない限りどうにもならないでしょう。初診時、何もしなくても歯を食いしばってしまい、どうにもならない。そして、顎が痛くなった後に、突然、腕が上がらなくなった。そんな既往歴をお持ちでした。該当科に通院します。ステロ〇〇を処方されても、腕の痛みは激痛で、どうにもならず自らの判断で転院。そこで、当院を紹介され現在に至る。

生理学に準じて、進めた症例の1つですが、どこが痛いか確認する為におやじギャグを絡ませなくても。。。

「おじさんが、ボケない為にもは、おやじギャグって良いって聞いたよ。」患者から、温かい愛のお言葉を頂戴します。

はい、本日の業務は終了です。(棒)院長、お疲れ様。

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丸幸 礼子

 

 

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