こすが歯科医院
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「私達とT美先生。私達の反抗期に対する院長の別の解決案?」そんな思い出話。

「私達とT美先生。私達の反抗期に対する院長の別の解決案?」そんな思い出話。

2021/06/15

ナビゲーターの丸幸 礼子です。

T美先生と私達の関係がしっかり結ばれるまで、T美先生と私達の間に信頼関係が出来上がるまでは、院長は唯、待っていたような気がします。不思議なものです。

仕事をお願いしているにも関わらず、T美先生と院長が深く話すようになるのは、実は私が思い出しても一昨年あたりからだった気がします。

それまでは殆ど私達の時間であった気もします。

T美先生との関係構築を行っている中、密かに、T美先生からは、仕事に対し色々な捉え方や考え方が渡されました。私も一堂もゾーイも分かってはいるのだけれど、渡された物全てに対し、素敵な気持ちで受け止める事・受け入れる事は出来なかった。切り貼りして美味しい所取りだけをしていた様にも思える。

ローチはそれでも知らない顔をしていた。ある時、「何でだろう?」不安に思い、思わず聞いた事がある。

『何故、先生はT美先生に任せっきりで深く(T美先生自身と)話さないのですか?』

「う~ん。ここの職場であたしは、しっかりと仕事がしたい。でも、中々と思っている訳。なら、診る数を制限して仕事量を減らして安全運転を選ぶ方が良いと思う訳よ。君らの要求でもあるしね。

あれだよね、それが出来るというか、大丈夫と思えるような感覚が来ないうちは、欲張っても仕方ない。経営が苦しくても仕方ない。事故が起きるより遥かに良い。そう考えると、急いでも仕方ないじゃない。

でも、君らにはある感覚が無いと思う訳よ。これ、必要と思うけどね。感性という方が正しい気もするけど、その前に感覚なのかな。やっぱり。でね、そんな感覚が来るまでと言うのかな。それを覚えるというのかな。それまでは、待っても良いと思う事にしたのよ。経営が耐えうる迄は、待とうかなって思い直すわけよ。耐えられなくなったら、どうするか。それは、己で覚悟を決めれば良いと思う事にした訳。

そんな事を決め直した以上、あの人の感性を君らがノビノビと吸収して欲しいんだよね。」

「吸収?」思わず聞き返した。彼は続ける。

「ま、難しい話、何だ。今の君らは、男のあたしが言う限り、誤解を持つ事、間違いない。それを承知に話すよ。強く表現する為、誤解を跳ね返す為に、この言い回しを使うよ。女性ながらにあの人は会社の社長をやってる訳だ。しかもうちより規模感も大きいと来ている。大抵の根性じゃ、無理だと思う訳。

それを維持する為の努力と言うのかな?精進と言うのかな。或いは人に対しての配慮かもしれない。まだあるだろうよ。凄い物がある筈だよ。

そんなエネルギーを吸収して欲しい訳よ。まだ、プレッシャーを渡す時期でもないしね。プレッシャーを渡す頃合いが来た時、ノビノビ吸収していれば何とかなると思う訳よ。思いたいが近いかな。

人間いきなりプレッシャー渡しても上手く行かんと思うの。渡しても芯まで響かねば、変わり様がない。だから待つ事にした訳よ。

人間関係が出来れば、そこに逃げ場も出来る。逃げ場が出来れば、踏ん張る力も生まれる。そんな事を思っているのかな。。。信じたいのかもね。」

彼の言葉に、思わず感情が呼応していた。逃げ場か。。。そして、話が続いた。

「君ら、ここが成長時と思ってプレッシャーを渡すと、必ず沢山の反抗期にアタシがあうじゃない。年齢的にも、私も最後の方だから、確実にしたいと思っているのかな。。。

まぁ、気楽にやってちょ。そのうち日本刀を抜く気になるかもしれないからさ。」

日本刀?院長は何を言いたいのだ。素直に思った感情だった。その意味が分かるのは、もう少し時間が必要でした。この話は確か、3~4年前の頃と記憶している。

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丸幸 礼子

補足)T美先生と、最初の頃の打ち合わせは、専らクリニックのもう一人の歯科医の教育が主だったようです。歯科医と言う職業も不思議な顔を持つ場合があります。育ちと言えば良いのでしょうか?平易な表現を用いるならば、どんな修行を積んできたかと表現すれば伝わるでしょうか?

もしかしたら、スタッフとクリニックとの関係という具合に理解して頂くと良いかもしれません。育った環境の影響から、中々離脱できず新しい職場環境、理念に馴染む事(適応力と言う言い回しが適当かと思います)が中々出来ないと捉えてください。

そういった場合、まずは意識改革を含めた教育がその場合、必要となるようです。意識研修と技術研修という物があるとするならば、まずT美先生には意識改革の協力を院長は求めたようでした。

説明を加えるならば、クリニック経営は、駄菓子屋タイプ・コンビニタイプ・スーパータイプ・百貨店タイプ・ブテッィクタイプと経営スタイルを色分け出来るそうです。治療の粗さ、丁寧さは右に向かうほど要求水準は高くなるそうです。

丁寧さを追求すると、チーム医療が要求される(或いは大事にしないと行けない)ようです。そして、院長もそれに重きを置いているようです。ところが、幸か不幸かは別に、チーム医療からかけ離れ、何でも一人の歯科医で解消する事が善という教育を受けた歯科医がいるとします。

チーム医療というスタイルに馴染むには中々、大変です。頭で理解するではなく、身体で理解する事が要求される。

すると、垢の付いた洋服をどうすれば着替える事が出来るか。或いは、自分の意思で脱ぐことが出来るか。ここが、課題となります。

歯科医の働き方改革を、院長は第1命題にしたようでした。

色々な歯科医がここで勤めた事がありました。その歯科医が勤務して、ある時期が来て退職する。この姿だけを、今振り返ると私達はただ、一傍観者として眺めているだけでした。院長自身がどのようにその度に、あるいは、勤務する度に、教育していたのか、一切分かりませんでした。正確に言えば、興味を持ちませんでした。その都度、不平と不満を用意するだけでした。

私らからすれば時折、院長のやりきれない顔を見るにつけ、また(勤務している歯科医が)何かをやらかしたのか。(この歯科医だから)仕方ないね、と、きつい表現を用いるならば、善意の第3者然でいました。全ては、私達には関係がない出来事として流していました。

チーム医療という捉え方では、もしかしたら、これではいけないのかもしれない。この頃はようやく、思うに至っています。

その為、歯科医へは意識改革を行いながら、私達には、組織人としての一般論をT美先生を介し伝える事を(院長として)お願いした(?)。これを第1ステージに置いたのかなって、この頃は思っています。

歯科医へ求める意識改革のレベルの到達度への院長評価は分かりません。唯、それが落ち着いたと判断されたのか、今度は私達への意識改革が始まった。同時に、T美先生が、優しいお姉さんからプロのコーチに変わります。或いは専門家の顔を出し始めた。こんな所でしょう。この瞬間の変化を、私達は中々キャッチアップが出来ない。だから、その都度、アタフタしてしまうのかもしれません。

表現してみると、他愛もない当たり前の話だと思います。

ただ、狭いコップで収まって満足している蛙のような側からすれば、毎度毎度一大事に感じる訳です。大海を知らず、ただ、咬合が人体に渡す影響の素晴らしさ・怖さは、現場を介し相当に知っている、としましょう。すると、この事実は、空の青さや深さを知っているという意味になるのでしょう。ですが、それで満足すれば、私達は独りよがりになるかもしれない。或いは、世間知らずで終わる事を意味するかもしれない。

院長は組織あって、それぞれ(のスタッフや歯科医)がいる。そうである限り、ガラパゴスになることは無い。仮にガラパゴスという評価を他者から受けても、何ら恥じることは無い。それは、評価する他者自体が、夏の虫氷を笑うにしかならないと、私達には今もって訳が分かるような訳が分からないような言い草しか、院長はされません。

何時かは、その意味が分かる時があると信じて、日々の業務に励みたいと思います。-丸幸ー

T美先生先生と、仕事人という側面で知恵や協力を仰ぎたい方はこのアドレスへ

一般社団法人 日本ワーク&ライフエンゲイジメイト協会

 

 

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