【衛生士の足場とは?】
ナビゲータ―の丸幸礼子です。
『治療におけるクリニック全体としてのスキルアップに取り組んでいます。」これに対し、覚えた個人の違和感を記してきました。思いの外、長くなっています。
宜しければ、お付き合い下さい。
項目分けすると、こんな感じになるのでしょう。
話を一端、振り出しに戻す形で、
恐縮してしまうのですが、
クリニック全体と言う表現を使用する時、「ボスである歯科医の理念の具現化の為に、コ・メディカルスタッフがそれぞれの役割をこなす。」と言う意味合いを持つのだと思います。

腫れた。腫れた。さて、どうするのでしょうか?という紹介。
当然の事となりますが、
ボスである歯科医の理念は勿論の事、歯科医を含め、衛生士にも技術的向上がなければ、調子が悪い。実際、私達、衛生士を含め、コ・メディカルスタッフの、その役割は、現実的には、変わる事がない。
読者の方には、うっとおしく感じるかも知れませんが、この条件下で、衛生士給与が上がる条件は単純です。
処理スするスピードを上げて、処理能力を上げる。
渡された時間内に、一通りを出来るようにすれば良い。
この時の問題は、質と経営(運営)の兼ね合いになるでしょう。
私は、そのように考えたりもします。

ある処置をしたら、治ってきました。具体的な行為は割愛します。一言、説明を紹介します。治癒に向かわせました。医療現場ですので…もう一言、加筆するならば、こんな感じでしょう。予防の一環で、歯科医とコントロールを上手く働かせる事が出来た結果となります。1週間後の写真の比較です。予防担当の衛生士の手技療法でも、こんな結果を生み出す事もあります。これは、院長から4年前から言い渡され、衛生士は研修会を積み重ねて習得した技術の結果。この紹介になります。研修会以外に、専門講師から、講義も受けています。
「こんな現実を前に、私達衛生士の行き着く先はどうなるのだろう。併せ、歯科治療はどうなって行くのだろう?」と、考えたりもするのです。不安を覚えると言った方が良いのでしょう。
勿論、衛生士の成り立ての新人の頃は、当然の事、何も出来ません。ですので、覚える事が評価対象です。覚えた分、昇給もあるでしょうから、仕事は楽しい限りです。
ですが、一通り出来るようになると、実はそこに見えない壁が存在するようにも感じます。
自分なりに、もう少し深堀してみます。
宜しければ、お付き合いください。
年齢の差もあります。院長の歴史観を少し紹介します。そんな大それたものではありません。分かりやすく彼が稀に使う表現をその象徴に置きます。
「あたしはね、歯科医が50人以上患者を診るのが、当たり前の時代の終わりの方の人間。(その経験を持っている。)」
「今は東京だと、平均値の把握はしていないけれど、1日15人程度なんじゃないの?そうなると、衛生士に要求される事だって変わって行くんじゃないの??」
投げやりな表現に見えて、実は何かが隠されいると思った私でした。
よろしければ、時々覗いてください。アクセスが増えている事が分かると励みになります。
丸幸 礼子