ナビゲーターの丸幸礼子です。
前回までの話はこちら↓ |
「木曜日はどうだったのですか?」と、唐突にサブリナが聞いてくる。
事務的な事は、朝のミーティングで全員に報告するが、サブリナも心配だったのだろう、朝の準備の際に声をかけてきた。
『やはり駄目。もう直らない。』
「そうですか、どうなるのですか?」
『院長は、買い替えると言っているよ。』
「うち、そんな余裕ありませんよね。」
『そうよね。』
そうなんだ。
世の中を私は知らないけれど、うちの景気は決して良くない。
むし歯ですね、治しましょう。と言う入り方で患者治療に入れば景気は良くなるだろうけど、うちの院長はそういうのを好まない。
急いで治すべきか、予防から入るべきか、そんな事を考える。
こんな表現をすると、歯科医が歯科治療を放棄しているように思われるかも知れないけれど・・・。
歯科医が口腔に拘れば、こんな現症を日常診療で見る事など、しょっちゅうある。
工事中👷
唯、治すのか、再現性・将来・患者の今の生活等までを考えて、治療に入るのか。
まぁ、臨床のこだわりは歯科医・診療所に所属するものですから、読者の捉え方でよろしいのではないでしょうか。
話を戻します。
サブリナに言われ、私は木曜の事を思い出しながら彼女に伝えた。
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丸幸 礼子